こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
最近、こちらの本を読みました。
著者が当事者だから共感できる
この本の著者は、発達障害の当事者であり、臨床発達心理士でもある方。
同じ困りごとを経験してきたのだな、と読むうちにどんどん共感がわいてきました。
「どうしてそう感じるのか」「どう対処すればよいのか」——それを、専門的な知識と実体験の両方から教えてくれるので、とても信頼できて、優しい感じがしました。 イラストも多く、スッと頭に入ってきます。
14歳の自分に読ませたかった
もし14歳の自分がこの本を読んでいたら、 あの息苦しさの正体が分かって、もっと早く誰かに助けを求めることができていたかも。
自分の生い立ちを振り返る
頑張ってるのに「やる気がない」と言われたり、責任感は人一倍あるはずなのに「無責任だ」と責められたり…。
自分なりに必死なのに、なぜか周囲と噛み合わない。その理由が分からず、何度も傷ついたり、悔しい思いをしました。
高校まではそれなりにやれていたはずなのに、大学に入って歯車が狂いだし、 5年通って結局中退。 当時の私は、「B型で魚座だからかな?」なんて本気で考えていました。自分自身のことが知りたくて、占いや性格診断のようなものにはまった時期もありました。いま思うと、切ない笑い話です。
この本のおすすめポイント
この本は、「どんな特性があって、どう困りやすいのか」「それをどう工夫すればいいのか」を、具体的に、でも押しつけがましくなく伝えてくれます。ぜひ14歳の君に読んでほしいです。
読後の変化
50歳の私は、この本を読んでお医者さんに相談してみようと思いました。
著者に効く薬があるなら、自分にも効くかもしれない。 そう思えるくらい、著者がまるで自分の分身のように感じました。
まとめ
この本で紹介されているアドバイスの多くは、実は、私自身が長年の試行錯誤でやってきたことでもありました。
やっていなかったのは、病院で診てもらうことくらいです。
これを機に、一歩踏み出してみようかな。