こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
昨日、次男に大変なことが起こりました。
デイを脱走して海で発見される
次男(自閉症11歳)がデイに連れて行ってもらった公園で職員の隙をついて脱走し、約30分後に全裸で海岸のテトラポッドにしがみついているところを発見されるという事案が発生しました。
胸のあたりまで海に入っていて、駆けつけたデイの職員と近くにいた外国人のグループが協力して救助し、無事に保護されました。
うちに連絡が入ったのはちょうどその頃です。先に無事であることが知らされていたので動揺は少なかったのですが、一歩間違えば命を失っていたかもしれない状況に、ただただ唖然としました。
テトラポットは落ちたら命を落とす危険スポット?怖いと言われる理由は? | 釣りラボマガジン
救急車と警察も駆けつけて、病院に搬送されてレントゲンなどを撮られ、体は異常なしとのこと。擦り傷がたくさんあり、塗り薬を処方されました。
帰宅した次男
自宅に送られてきた次男を妻と二人で出迎えました。次男はいつもより神妙な面持ちでしたが、その後はいつも通りでした。自分のしでかしたこと、わかっているのかいないのか。
デイの方がとても恐縮されていて、そちらの方が胸が締め付けられました。こんな何をしでかすかわからない子をいつも預かってくれて、色んなことにチャレンジさせてくれて、色んなところに連れて行ってもらって、本当に感謝しています。
デイに手厚い支援を
本当は次男みたいな子はマンツーマンか二人がかりで警戒して見てないと、安全確保が難しい子供です。でもデイはそんなに沢山の職員を次男だけにつけておくことができません。経営が成り立たなくなるためです。妻はそこが問題で、必要な人員を配置できるように行政が支援すべきだと言っていて、全くその通りだと思いました。何かあってからでは遅い。行政よ、デイにお金を回してくれ。頼む!
いつもと同じ奇跡
もし海で発見されてなかったら、無事に帰ってきてなかったら、そんなことを思うと、次男がいつもと同じように隣で寝ていることが、当たり前でない奇跡に思えます。
この先、同じようなことが起こるかもしれない。その時は無事じゃないかもしれない。でもそんなことばかり考えていてもしょうがない。できる対策をしながら、日々生きていくしかない。そんなことを考えさせられる日でした。
追記:こちらの記事もぜひご参照ください。