こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
ずっとやってみたいと思いつつ何年も先送りにしてきたPECS(ペクス)に、今年こそは挑戦してみようと、夫婦で重い腰を上げました。
PECS(ペクス)とは
絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS)® - Pyramid Educational Consultants of Japan
アンディ・ボンディ(Ph.D.)とロリ・フロスト(MS.CCC-SLP)によって開発されたコミュニケーション支援システムです。
数年前にPECSに挑戦しようと書籍やトレーニングマニュアルを入手しましたが、敷居が高いと感じて正面から取り掛かれずにいました。
特にトレーニングマニュアルの文章が難しくて頭に入ってこず、やり方が正しくなかったら逆効果になってしまうのでは?との不安から。
トレーニングを受講するのが一番の近道というけれど、時間とお金がかかるよね。。。という状態が長く続きました。
(今思うと、文章が頭に入ってこなかったのは当時私がうつ状態だったからかも知れません)
きっかけはSNS
今回妻ともどもやる気になったのは、PECSに取り組んで効果あった!というTwitterなどへの皆さまの書き込みに感化されたからでした。まずは始めよう!と。
コミュニケーションブックを作る
まずはPECSで必要となる道具を揃えるところから。
次男(#自閉症 10歳)がデイに行ってる間に絵カードのブックを作ってみました。 今年はPECSに挑戦。 pic.twitter.com/VmOhdU6HY9
— 椋 紅緒(むくべにお) (@MukubeniO) 2022年1月8日
材料
材料はダイソーで揃えました。
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- 2穴バインダー(A4)
- ファスナーテープ(マジックテープ、ベルクロ、面ファスナー)長さ40cmを6個以上
- アルバムシート(A4)30穴で2穴にも対応
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▼バインダー
100均の2穴バインダー。
なんと不良品でしたが、うちにあったパーツで何とかくっつけました。ひとまず試作品ということで。次からは気をつけよう。
▼ファスナーテープ
”ループとフックが一体となった” ってどういう意味?と思ったら、なんとオスとメスの区別がなく、両面同じもの同士がくっつく!という意味でした。これはすごい便利!オススメです。
▼アルバムシート
もともとは写真を挟むものですが、2穴がついた厚紙としてこれを選びました。
作り方
- バインダーの表紙にファスナーテープを貼る
- 縦に折ったアルバムシートを裏表紙に貼って、文カードの台紙を作る
- アルバムシートにファスナーテープを貼って絵カードのストック場所を作る
- 完成です
写真とともに、各工程を見ていきましょう。
▼1.バインダーの表紙にファスナーテープを貼る
▼2.縦に折ったアルバムシートを裏表紙に貼って、文カードの台紙を作る
文カードは絵カードを並べて文章を組み立てる台紙で、取り外せてカラフルなものがいいそうですが、そちらは後日追加します。
▼3.アルバムシートにファスナーテープを貼って絵カードのストック場所を作る
▼4.完成です
公式のコミュニケーションブックはこちら
Amazon で3200円でした。きっと色々と考え抜かれた良いものなのでしょう。
絵カードメーカー(アプリ)で印刷
絵カードの印刷には、こちらのアプリを使わせていただきました。
こちらのアプリには絵カード作成に便利な「ドロップス画像」を読み込む機能があって、大変助かりました。
拙作絵カードメーカーにドロップス読み込み機能があります。知られてない気がしたのでお知らせ。 pic.twitter.com/LTbtvJN3Yf
— RYU (@dragon_lucky_) 2022年1月14日
ドロップスについてはこちらをご参照ください。
元々あった絵カードを写真に撮って利用
オリジナルの絵カードは、以前からわが家で利用していたものをベースにしました。画像がPCのどこにあるか探すの面倒だったので、ボロボロになった絵カードを写真に撮って利用。かえって次男も混乱せずに済んだかもしれません。
あってよかったラミネーター
数年前に購入してホコリをかぶっていたラミネーターを引っ張り出して、絵カードをラミネートしました。耐久性は大事です。
カドマルで角を丸くする
カドマルで角を丸くしました。尖ったままだと次男が気になってしまうので。
まとめ
いかがでしょうか。PECSの存在は知っていながら、難しそうとなかなか初めの一歩を踏み出せずにいましたが、ようやく一歩進めた気がします。これからも気負わず継続して、このブログで色々とお伝えしたいと思います。
こちらに続きます。
そして2年後、講習受講へ