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【自閉症児】PECS始めて2ヶ月

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こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。

今年から絵カード交換式コミュニケーションシステム PECS(ペクス)をはじめて2ヶ月が過ぎました。結論から言うと始めて良かったです。ここまででわが家にどんな変化があったのか振り返ってみます。

1月から本格始動

まずはブックと絵カードを自作するところから始めました。

www.mukubeni.com

すんなりと使いこなしました

始めてみたら、予想通りすぐに使いこなせるようになりました。本人が喜ぶ要求を次々に叶えてあげたら、まず自分からブックを要求するようになりました。

▼みかんを要求する次男(自閉症10歳)


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そしてこの笑顔(´∀`)

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▼ヤクルトを要求

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▼うめすっぱ(梅肉エキス)を要求

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酸っぱさがクセになる梅肉エキス。「うめすっぱ」はわが家の通称です。次男は直接なめるのが好きですが、炭酸水で割るのもオススメです。


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次男からの意外な要求

絵カードを使ってみて新鮮だったのは、次男からたまに普段のパターンとは違う要求があって、本人のその時の望みを知れたことでした。

「あ、今日はそっちなの?」みたいな。

▼ハンモックとかスヌーズレンとか


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それまでは「はい、これで遊んでな」みたいに、本人にやりたいことを選ばせるというよりも、いまやっていてほしいことをやらせていたことが多かったなと気づきました。

癇癪の原因はひょっとして

本人も「自分の要求が相手に伝わること」に喜びを感じているようで、その要求が通らなくても癇癪を起こすことなく、笑顔で取り下げてくれています。これはちょっと意外でした。

このことから、癇癪は「うまく相手に要求を伝えることができない時」に発現するのかも知れないなぁ〜と思うようになりました。そう考えると最近癇癪を起こした状況でいくつか思い当たることがあります。実際のところは本人に確かめることができませんが。。

さらに絵カードを量産中

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スキマ時間を見つけてコツコツと絵カードを増やしています。

絵カードが増えてきたので、ジャンルごとに分類し養生テープでインデックスをつけました。

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絵カードの種類が増えると要求のバリエーションもその分増えるので、この調子でどんどん増やしてあげたいです。本人の要求を一通りカバーできるくらいまで増やすとしたら、一体どのくらいの量になるんだろう。。

次のステップに進み、複数の絵カードを組み合わせられるようになれば、そこまで膨大な数の絵カードは必要ないのかな?

まとめ

いかがでしょうか。PECSに取り組むまでは、発語がなくてもそれなりにコミュニケーションとれてるし無理に始めなくてもいいかと思っていましたが、本人のニコニコした笑顔を見るとPECS始めてみて本当に良かったと思えます。

まだまだ先は長いでしょうけれど、家族以外の人にも必要なタイミングで必要な要求ができるようになってくれたら親としては安心です。

 

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