こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
きのう、仕事を休んで、次男(自閉症11歳)と妻の3人で三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。
一瞬も目を離せない自閉症児と美術館に行くチャレンジに加えて、
高速道路が怖いペーパードライバーの長距離運転チャレンジでもありました。
思い切ってチケット購入した1ヶ月前の記事はコチラ
ゆとりを持って出発!
10時入場枠でチケットを予約していて、予約時間から1時間以内に入場しなければならないとのことでしたので、Googleマップで調べた所要時間の2倍の時間で見積もって、早めに出発しました。
特にADHDは時間に余裕がないと慌てがちで事故のリスクも高まるので、ゆとりは大事です。家族の命を預かるという緊張感をもって、慎重に落ち着いて運転しました。
また、妻は車酔いしやすいので同乗者にもやさしい運転も心掛けました。
駐車場も空いていた!
平日だったからか、ジブリ美術館から近い井の頭公園の駐車場も空いてました。
後から気づいたのですが、障害者手帳を提示すれば利用料金が免除となります。うちは残念ながら手帳を持っていくのを忘れて、3時間滞在で1200円かかりました。
ジブリ美術館は障害者割引がありませんが、障害者手帳をお持ちの方はぜひご持参ください。
無事入場できた!
そんなこんなで、渋滞にも巻き込まれず、駐車スペースもすんなり確保できて、無事時間内に入場できました。
ちょうど同じ時間帯に小さな子供たちの団体客が来ていて、館内は元気な健常の子たちで埋め尽くされていました。
その光景に圧倒されつつ、次男とは距離をとったほうがいいだろうと、ひとまず外のスペースをゆっくり観覧しました。
ロボット兵を見たり、
井戸の水を汲み上げたり(よ~くこぎな~)
まっくろくろすけを見つけたり、
カフェ(麦わらぼうし)でまったりしました。
次男、ネコバスで遊べた!
次男が1番関心を示したのは、やはりネコバスでした。
小さい子供が上に乗ったり中に入って遊べたりする大きなネコバス。年齢制限は12歳までで一応条件を満たしてはいますが、小さい子供たちを突き飛ばしてしまったり、目を突いてしまっては大変なので、可哀想だけどちょっと無理かなぁと思っていました。
そこで妻が係の方に相談したところ、団体の子供たちが退館したあとの混んでない時間帯に、妻と一緒であればと次男をネコバスの部屋に入れてもらえることになりました。
次男は最初、まるでネコバスの中に小さいネコバスがいるかのようにはしゃぎ回っていましたが、すぐに落ち着いて、ネコバスの一番後ろの席で終わりの時間がくるまでニコニコしていました。
妻はその間ずっと次男の隣に座って手をつなぎ、他の子供たちに危害を加えないように見ていました。
次男、大人しく映画を観れた!
映像展示室では「めいとこねこバス」という14分ほどの「となりのトトロ」の後日談にあたる作品を観ました。
1番後ろの席で僕と妻の間に座らされた次男は、途中大きな音に耳を押さえたり、興奮して小刻みに縦揺れしたりしましたが、なんとか最後まで大声を出さずに鑑賞することができました。妻は次男のことが気になって、ほとんど物語を追えていなかったそうです。
短い時間でしたが、「次男と劇場で映画を観る」という夢を叶えることができました。
そんなことを夢想していた記事はこちらです。
「未来少年コナン」展がとてもよかった!
企画展示は僕の大好きな作品「未来少年コナン」展でした。
次男と一緒だと、じっくり見れないだろうなぁと思っていましたが、
妻が「1人でじっくり見てていいよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて一つ一つの展示をじっくりと鑑賞しました。
www.ghibli-museum.jp細かい設定資料やイメージボードは見応えがありました。入口から出口までのルートに沿って一話ずつパネルで内容や見所を紹介されていて、最終回までの全26話に無駄な話が一話もないなぁとあらためて感服しました。
思い切って行ってよかった!
自宅からちょっと遠いし、高速道路の運転ちょっと怖いし、他の人に迷惑をかけないか心配だし、などなど、たくさんの不安もありましたが、思い切って行ってみて、本当によかったです。
館内は撮影禁止なので写真は残っていませんが、次男と自分と妻の記憶にずっと鮮明に残る一日になったのではないかと思います。
いつもこんな発達障害ファミリーを随所でフォローしてくる妻のおかげです。
感謝!