和食レストランにて
あれは次男が7歳の頃、家族で和食レストランに入り、お座敷の席に上がるところで発生しました。
脱いだ靴を揃えようと屈んだその瞬間、次男は自分が履いていたサンダルを手に取り、思いっきり空中に放り投げたのです。
宙を舞うサンダル
サンダルはスローモーションのように宙を舞い、家族で食事中の他のテーブルに、ストンと落ちました。テーブルにはたくさんの料理が並んでおり、その横にちょこんと子供のサンダルが乗っていました。
大変申し訳ございません!
私は顔面蒼白になりながら、人生で一番くらいの勢いで謝罪しました。
そこのお父さんの一言
「これはひどすぎる…」
ほんとにそうだ!すごく申し訳ない!一体どうすればいいんだ!?
答えが見つからぬまま必死で謝り続けていたら、お店の人がすぐに飛んできて、うまく収めてくれました。
後悔の念
気が動転していたからか、あの時のことはあまり詳しく思い出せませんが、あの家族への申し訳ない気持ちと、お店の人への感謝は強く心に刻まれました。
この一件を思い出すたび、あの家族とお店に対して、もっとこちらからすべきことがあったのではないかと、後悔の念が蘇ってきます。
妻のひと言
「何かやってからでは遅い!やる前に止めて!」
たまにテンションが上がって思いもよらない悪さをする次男。
一瞬でも気を抜いたら大変なことになるんだと、肝に銘じました。