こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
年末に初めて、次男(自閉症12歳)と二人で路線バスに乗りました。
バスに乗りたがる次男
学校の乗り物体験という授業で路線バスの搭乗を経験した次男。ICカードで支払いも自分でできたそうです。
それから散歩中に路線バスを見かけると猛烈に乗りたいアピールをしてくるようになりました。
「ああ、いつかバスに乗せてあげたいなぁ」
電車なら、何度か妻と長男がいる状態で乗ったことはありますが、路線バスはハードルが高いと感じていました。何か問題が起こった時に周りの迷惑にもなるし対処が難しそうだと。
毎日一緒に散歩していると、だいぶ落ち着いて歩けるようになってきたし、実はもう電車やバスに乗って行動範囲を広げることができるのではないか?という気持ちが湧いてきました。
「よし、やってみるか!」
乗る前にトイレを済ませておく
スクールバスではお漏らししなくなった次男ですが、9月の修学旅行では股間を濡らした状態でバスから降りてきたので油断はできません。念の為トイレを済ませてからバスに乗りました。
終点まで大人しく乗れた
駅のバス乗り場に停まっているバスが空いていたので、次男と乗り込みました。
一番後ろの奥側の席に次男を座らせました。次男は固い表情で前を向いています。緊張しているのでしょうか。「降ります」ボタンを押したり、前の乗客を触ってしまったりしないように、優しく両手を押さえました。
ほぼその状態のまま、終点まで約20分くらい大人しく座っていることができました。
運賃の支払いは「子供と一緒で」
乗り込む時はICカードを大人だけタッチして、降りるときに運転手さんに「子供と一緒で」と伝えると二人分支払うことができます。
次男の療育手帳は「第一種」なので、提示すると本人と介護人の運賃が5割引になるそうなので、やってみました。(各社でサービス内容は異なるかもしれません)
運転手さん「少々お待ちください。はいどうぞ〜」
ピッとタッチしてスムーズに降りることができました。
待った時間は3秒くらい。これなら後ろの人をあまり待たせずに済みそうです。
大人料金を引かれていた次男
後からICカードから引かれた料金を調べてみたら、ちゃんと5割引にはなっていましたが、本来は子供料金のはずの次男も大人料金分引かれていました。。。
最近メキメキと身長が伸びて、167cmくらいにまで成長した次男なので、小学生には見えなかったのかな。あと数ヶ月で卒業だけど、次回は「小学生です」と伝えよう。
まとめ
何とか無事に路線バスに乗ることができ、少し世界が広がりました。
今後も少しずつ、行き先を変えてみたり、途中で降りてみたり、途中から乗ってみたり、父子で新しい経験を積み上げていこうと思います。