こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
重度自閉症児で発語がない次男(12歳)が玄関から飛び出し行方不明になり、1時間後に警察に保護されるという事件が発生しました。
玄関の脱走防止鍵をかけ忘れ
次男の脱走防止のためこんな鍵を玄関につけていますが、今回はこの鍵の掛け忘れが原因となりました。
土曜の夜、妻は外出中、長男(ADHD 14歳)も珍しく友達との約束で出かけて行きました。
長男「玄関の鍵かけてね〜」
私「OK〜」
部屋の奥で次男と遊んでいた私は次の瞬間、玄関の鍵をかけるのを忘れてしまいました。
笑いながら飛び出した次男
その後、次男と近所を散歩しようと玄関に行き、家の電気を消していたら、次男が笑いながらドアを開けて出て行ってしまいました。
「えええ!!?」
慌てて玄関の扉を開けましたが次男の姿はなく、裸足のままマンションの周囲を走り回り大声で次男を呼びましたが、反応はありませんでした。すぐに外出中の妻に次男とはぐれた事を伝え、警察にも連絡しました。
警察官「すぐにご自宅に伺うので、本人の特徴や服装が分かるものを用意しておいてください」
警察官が自宅に来て
自宅に警察官が2人来て、いなくなった時の状況や行きそうな場所などを聞かれました。
本人の特徴や服装がわかる写真は、普段から迷子になった時のために撮っている全身写真が役に立ちました。
次男が履いていった靴も写真を撮ってありました。
警察官「本人が戻ってくるかもしれないので、どなたか1人は自宅に居て連絡が付くようにしてください。もし見つかったらご連絡ください」
外出先から戻った妻を家に置いて、私は近所の次男が行きそうな場所をしらみつぶしに探しました。
どこを探して見つからず
夜によく行くブランコがある公園や、
いつも開けようとして止められるマンホールがある所や、
休みのたびにお菓子を買いに行くスーパーなど、
思い当たる所を次々に回りましたが、どこを探して次男は見つかりませんでした。
「どこかで事故にあっていたら・・・」
「水辺に近づくようなことがあったら・・・」
「このまま見つからず日が変わってしまったら・・・」
悪い想像が浮かんでは、それを打ち消し走りました。
高速道路の料金所で保護された
警察官「息子さんを◯◯インターの料金所で保護しました」
警察から次男が近くの高速道路の料金所で無事保護されたと連絡が入りました。
「ああ!良かった!」
思わず地面に座りこんで、空を見上げました。
にしても、そんなに遠くまで・・・。
そちら方面はまったくの行動圏外ですし、大人の足でも30分はかかります。
「高速道路の料金所って、人が歩けない所だし一歩間違えば轢かれてたじゃん」
冷静になって後からゾッとしました。
自宅に送り届けられた次男
警察の車で自宅に送り届けられた次男は、後部座席で背筋をピンと伸ばし、神妙な面持ちで前を向いていました。車から降りると、妻にギュッと抱きつきました。
もう二度と、妻にも次男にもこんな思いはさせたくない。でもどんなに気をつけても、自分はまた同じようなことを起こすでしょう。対策を強化せねば。
再発防止策
1.鍵の締め忘れを防止する
玄関を開けて外出する時はドアの鍵を中の人に手渡すルールとし徹底する
2.自動ロックを導入する
オートロック&スマホ開錠 の導入を検討する
3.位置情報を追跡可能にする
既に導入済みのみまもりBoTやAirTagは今回のような突発的な脱走時は身につけてない可能性が高いので、Apple Watchを導入して普段から身につけさせておく
先に正直な結論を伝えると、2021年10月以降は、子どもにApple Watchを持たせるのは、かなり「アリ」な選択になりました。
親のお古のApple Watchをもたせれば、月々385円/月で維持でき、みまもり用途で検討しても良いかと思います。
導入済みのみまもりBoTはこちらです。1回の充電で約1ヶ月使えます。
まとめ
今回は私の不注意で次男を命の危険に晒してしまいました。無事に帰ってきてくれて本当に良かった。猛省するとともに、再発防止に本気で取り組みます。
追記
その後の対策記事はこちらです。