発達障害ファミリーの幸せライフハック生活

発達障害の困りごとを知恵と工夫で乗り越える、実用的なノウハウをお届けします。

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妻のひと言「あとちょっとからが長い」

テレワークだと、家族と一緒に食事をとれるというメリットがあります。妻の自慢料理を家族と食べる時間はとても幸せですが、仕事に夢中になりがちなADHDの私はどうも家族と時間を合わせるのが苦手なようです。

妻とのやりとり

妻「もうすぐご飯できるよー。仕事あとどれくらいでケリつきそう?」

私「うん。あとちょっと。」

妻「うんわかったー。」

(15分後くらい)

妻「どんな感じ?子供たちも準備できてるよ?」

私「あ!あとちょっと!すぐ行く!」

(晩ご飯のことを忘れてガッツリと別の仕事を始めてた自分。慌てて中断して食卓につく)

妻「もう!あとちょっとからが長いよッ!」

 

あれ?このセリフ、

いつも言われてる!?

家族でお出かけする時も、

頼まれた家事をこなす時も、

お店で気に入った商品を見ている時も、

私「あとちょっと」→時間を忘れて没頭

→妻「もう!あとちょっとからが長いよ!」

というパターン。

■教訓:相手の時間に合わせる意識を持とう

テレワーク中の家族持ちADHDは、特に気をつけないとですね。

食卓について家族の顔を見ながらご飯を食べてると、仕事よりも家族が大事だと実感できます。仕事の予定と同じように家族との予定も時間厳守で大事に扱うぞ!

具体的な対策

仕事でやってるみたいに、10分前にセットしたアラームが鳴ったら無条件に作業中断して次の予定の準備だけやる。

 

 私はFitbitのAlta HRという活動量計をいつもつけていますが、サイレントアラームというバイブレーションでアラームを鳴らす機能があって、それを活用しています。腕でブルブルなると、ADHDの私でもさすがに気づきます。おススメです!

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ADHDがZoom会議でやってしまいがちな致命的失敗(体験レポート)

ADHDはZoom会議で致命的な大失敗をしてしまう危険がある

新型コロナの影響で、プロジェクトのメンバーも取引先の皆様も全員テレワーク中で、社内ミーティングや取引先との打合せは全てZoom会議(ビデオ会議)でやっています。立場上、私がホストになってZoom会議を進行することが多いのですが、そんな中、自分自身のADHDの特性に起因すると思われる失敗が何度かありました。今のところはそんなに大変なことにはなっていませんが、気をつけておかないといつか致命的な失敗をしてしまう危険があるなと感じましたので、皆様にもお伝えしておこうと思います。そこのADHDさん、気をつけて!

入室申請に気づかず、待合室にずっと待たせてしまう

自分がホストの場合は、後から参加してくる人の入室を許可してあげる必要がありますが、つい会議に夢中になりすぎて、入室許可の申請に気づかないことがありました。ディスプレイを2台並べてZoom会議していたのですが、入室申請のお知らせはサブディスプレイのほうに表示されていて気がつかなかったのです。先日はメンバーを18分も待たせてしまっていました。。本当に申し訳ない。

■教訓:ホストは会議に没頭しすぎず、途中の入室申請にも気を配れ

入室許可しなくても入室できる設定にしておくのも一法ですが、入室されては困る人が入ってくるリスクもあるので、念のため入室許可した人だけ参加できる設定にしています。すぐできる対策としては、よく見るディスプレイのほうに入室申請の表示が出るようにしておくことですかね。

ミュートしたことを忘れてしゃべり続けてしまう

一生懸命しゃべっているのにどうも反応が薄いなぁ・・。あれ?こっち話してるのに別の話を始めた!?っと思ったら、あ、自分ミュートになってた!なんてことが何度もありました。しゃべり始める前は一応ミュートになってないか確認したほうがいいです。

特にADHDの人は、相手の反応にいつも以上に気を回したほうがいいかもしれません。Zoom会議では相手の反応をキャッチしにくいですからね。ビデオを切ってる人、ミュートにしている人が多い場合は、余計に気づきにくいでしょう。

■教訓:自分がしゃべるときはミュートになっていないか確認しよう

画面共有で見られてはいけない情報を晒してしまう

Zoom会議では自分のパソコンの画面を画面共有することがよくあります。私は自分の画面を見せて議事録を書きながら会議を進行することが多いので、打合せ中もほとんどの時間は自分の画面を共有しています。機密情報の漏洩には細心の注意を払っているつもりですが、先日ついにやってしまいました。

チャットツール(Slack)の画面を晒してしまう

打合せ中、タスクバーに通知(赤い数字のバッジ)が表示されて、無意識にクリックして内容を確認してしまいました。いつもはデュアルディスプレイで画面共有していないほうの画面にSlackを立ち上げていたのですが、その時はたまたま画面共有しているほうにSlackのウィンドウがあって、そのことに違和感をおぼえず数秒間内容を読んでしまい、ハッと気づいて慌てて画面を閉じました。

たまたま見られて困るような情報は含まれていませんでしたが、同じような状況で、見せてはいけない情報を晒してしまう危険性があると思ったら、背筋が凍りつきました。社内のミーティングならまだダメージも少ないですが、取引先との打合せでやってしまったら大問題です。Zoom会議はレコーディングされていることもあるので、数秒間とはいえ画面に映し出すだけで情報漏洩になってしまいます。そんな意図しない画面を晒してしまうリスクの回避方法は以下になります。

■教訓:画面共有は共有したいウィンドウだけを共有すべし

自分がPCで見ている画面と同じものを共有する方式は、打合せで見せたい資料や議事録、作成中のシステム画面など次々にウィンドウを切り替えて見せられるので便利ですが、情報漏洩のリスクを抱えてまでやるものじゃないですよね。利便性より安全性をとりましょう。

ADHDは短時間に色々なこと詰め込み過ぎ

もっと根本的な原因として、一度に沢山のことをやろうとしていたことに問題があったと考えます。自分と関係が薄い議題になったら内職して他の作業を少しでも進めようとか、Slackで社内メンバーの状況を把握して、できれば質問に回答しようとか、打合せ中もやれることはどんどんやってしまおうと考えていました。デュアルディスプレイとか駆使して、いろいろ工夫すれば問題なくやれるだろうと。

でもそんなことを考えがちなADHDだからこそ、打合せ中は余計なことをしちゃだめ!ミスにつながるぞ。ということを、テレワークを1カ月やってみて思い知りました。

■教訓:ADHDの人は、Zoom会議中に内職をすべきではない

まとめ

いかがでしょうか。テレワークでZoom会議をする人が増えているかと思います。私は数年前から業務で日常的にZoomを使っていたのでZoomの使い方などで困ることは無かったのですが、久々の職場復帰と炎上プロジェクトの状況が重なって、気持ちに余裕が持ててなかったというのもミスの原因だったと思います。

補足

今回の新型コロナ騒動で、Zoomがビデオ会議ができるサービスとして一気にメジャーになりましたが、画面共有してビデオ通話ができる他サービスも注意点はほぼ同じです。Teams、Skype、Google Meet、Chatwork、、、私は仕事柄、取引先が導入しているビデオ会議ツールを色々と使っていますが、やはり現時点ではZoomミーティングが一番使いやすいですね。話題のバーチャル背景も活用しています。

妻のひと言「ADHDの特性を主張だけして謝罪しないの、断固許さない」

悪気はなかったんだけど、言われてハッとした。気をつけないといかん。

あとよく言われるのは「言い訳するな」。つい謝罪よりも先にできなかった理由を説明してしまう。聞かれてもいないのに。それが相手には言い訳に聞こえるのだな。

これは仕事などでもやってしまいがち。本当に気をつけよう。

補足(蛇足)

本当に悪気はないんです。責任は感じてるし、申し訳ない気持ちでいっぱいだし、言い逃れする気もないんです。ただダメだった原因を解消して、すぐにでも再チャレンジしたいんです。これもADHDの特性なんでしょうかね。(って聞かれてもいないのについ言ってしまうのが余計なのかもしれん)

まとめ

■教訓:悪いことしたらまず謝ろう!

妻のひと言は、いつも色々なことを気づかせてくれます。こういうネタいっぱいノートに書き溜めてあるので、またこのブログで紹介させていただきますね。

広がってしまったネジ穴を爪楊枝で補修する

こんにちは。椋 紅緒です。

自閉症児(9歳)が壊すものを、日々修理しています。

 

さて、DIYで作成した家具も、日々の生活の中で徐々に劣化していきます。特によくあるのがネジ穴の広がりです。暴れん坊の次男(自閉症児)が乱暴に跳びはねることで、施錠に使っている掛金(かけかね)が徐々に外れやすくなり、最後はポロリと取れてしまいます。そんな時でも、爪楊枝が1本あれば、あっという間に元通りにできますよ。

DIY家具の故障個所を発見 

▼こちらが、ネジ穴が広がって掛金がとれてしまった状態です。

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修理開始

▼そんな時は、ネジ穴に爪楊枝を挿し込み、パキッと折ります。

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▼その上からネジ止めして完成です。

しっかりとネジが止まり、簡単には抜けません。
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まとめ

いかがでしょうか。我が家では、ネジが緩んできたり、金具がとれかかっているのを発見したら、その都度修理をしています。暴れん坊(自閉症児など)がいる家庭では、DIY家具は作ってお終いではなく、定期的にメンテナンスしていくものなのです!!

皆さまも、ネジ穴が広がってバカになってしまったら、ぜひお試しください。

【安全収納】DIYでベンチボックスを作成【自閉症児の安全対策】

こんにちは。椋紅緒です。

今回は、自閉症児の次男から危険なものを遠ざけて、安全な収納スペースを確保するため、DIYでベンチボックスを作成した話をお伝えします。

▼我が家のベンチボックス

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DIYでベンチボックスを作成することを決意

ヨチヨチ歩きだった次男も3歳ぐらいには背の高い木製ラックによじ登るようになってしまいました。

これでは危ないと、木製ラックを半分に切り、市販の収納ボックスを購入しましたが、今度はその収納ボックスを重ねてよじ登るようになってしまいました。

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もっと大きくて簡単に動かせない収納ボックスはないかと、近くのホームセンターやネットでいろいろと探し回ってみましたが、野外に置く想定のものでリビングにマッチしなそうだったり、バタンと指を挟みそうだったり、巾木よけがなく壁にピッタリと設置できなそうだったりと、なかなか妻のお眼鏡に叶うものはなく、自分たちに合ったものをDIYで作ることにしました。

収納ボックスに求める要件

  • 施錠ができる
  • 蓋で指を挟まない
  • 蓋を開けたままキープできる
  • 汚れても拭けば綺麗になる
  • 上に乗って跳びはねても壊れない
  • 床にキズがつかない
  • 簡単に移動できない
  • 壁にピタッとつけられる

それらの要望を満たすものをざっくりとイメージに描き起こし、何度も妻とすり合わせ、なんとか設計をまとめました。

▼設計図(初代)

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▼ホームセンターで材料を買い出し

材料のサイズ、必要な金具、どのようにカットしてもらうかもメモ

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▼骨組みを仮組みしてみる

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▼天板をつける蝶番の座彫りにも挑戦

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座彫り用にノミも買いました。

 

▼天板にはクッションをつけます(ウレタン+ベニヤ板+合皮カバー)

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ウレタンはお店の人からアドバイスをいただき、柔らかいものと固いものの二層構造にしました。座った時にお尻が底につかず、座り心地がとてもよいです。

▼初代ベンチボックス、完成です!

(オムツを替える場所と思っているのか??)

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ベンチボックス~量産期~

初代はコスト度外視でまず作ってみましたが、2台目以降はコスト、頑丈さ、作りやすさの観点で再設計しました。安価で丈夫なDIY愛好家の定番、2×4材、2×8材を使うことに。

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▼骨組み(2台目以降)

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▼ほぼ同じ仕様で量産です。

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ダボつぎは穴をドリルで狙ったところにあけるのが難しかったです。どうやっても少しズレる。そんな時はダボの方を削ってズレを調整しました。

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ダボつぎは時間がかかるので、木材の半分くらいまでドリルで穴を開け、そこから長いネジを打ち込んで固定する方法も併用しました。

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▼天板を固定するステーをつけました。

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バタンと倒れてこないようにする金具です。けっこう高価で、2500円くらいしました。これを全部につけるとコストがかかるなぁ〜ということで、

▼3台目以降は余った木材を利用した簡易ステー。これで十分でした。

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▼手を挟まないためのスキマ

これのおかげで何度も救われています。

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▼巾木よけ

壁にピッタリとつけて設置できます。

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▼壁に並べて設置しました。 塗装は妻が担当しました。f:id:mukubeni:20200331231752j:plain

クッションは、子供が飛び跳ねてもうるさくないように設置しましたが、横長のソファのように座ったり寝転んだり、便利に活用しています。

収納しているモノ

ベンチボックスには、次男が学校やデイサービスに持っていくモノ、お掃除ロボット、替えのシーツや枕カバー、季節もの(扇風機、加湿器、季節行事もの)、ラップやビニール袋などキッチン用品の予備、洗剤の予備、行楽用品などを収納しています。

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▼お掃除ロボットの充電スポット(ここだけ壁のコンセントをふさがない仕様)

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まとめ

いかがでしょうか。DIYで何か作る時は、事前の計画がとても大事です。ホームセンターに材料を調達に行く前に、しっかりとイメージを固めて設計しておかないと、木材売り場の前で途方に暮れることになります。その場の思いつきでは何も買えませんし、見切り発車で始めても、必ず後で行き詰まります。実は私もキッチン扉を作る時に、一度大失敗を経験していたので、ベンチボックス設計時は机上で何度もシミュレーションしました。

あとは道具ですね。電気工具は絶対あった方がいいです。私は1台で電動ドライバー、インパクトドライバー、丸ノコ、サンダー(やすり)の4種類が使える電動工具を使っています。これがあると作業がとても捗ります。 

 

トイレの小便器の蓋を持ち上げてしまう

こんにちは。椋紅緒です。

最近の自閉症育児の困り事は、出先のトイレでオシッコをするときに、小便器の蓋をつまみあげてしまうことです。まるで急須の蓋のように。

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あまりの事に、慌てて「コラーッ!ダメでしょ!」と大声を出してまうのだけど、次男(自閉症児)はたぶん良かれと思ってやってるんだよね。なぜそれがダメなのか、どうすれば伝わるのでしょう?

そもそも次男には、オシッコが汚いもの、バイ菌がいっぱいで触るべきでないもの、という認識がないんですね。(食事中の方、すみません)ウンチも平気で触ります。言葉が通じない相手に、どうすればオシッコやウンチは汚いものだと認識してもらえるのでしょう。

アイデアをお持ちの方、ぜひご助言ください。(ノД`)

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