こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
今週のお題「はてな手帳出し」って何?どういう意味?って思いましたが、手帳にまつわること教えて〜ってことですね。時代の流れで細かい予定はデジタルで管理するようになりましたが、今でも一部の用途のためアナログ手帳を使い続けています。
超整理手帳でスケジュールを俯瞰する
自分は2002年から20年間ずっと超整理手帳を使っています。
2010年ごろは盛り上がっていましたが、ここ数年は手帳売り場でもほとんど見かけなくなってしまいました。
今ではもう、どんな手帳かイメージしにくい方も多いかもしれませんね。
超整理手帳とは
- 野口悠紀雄氏が1996年に考案
- A4四つ折りサイズ(A4紙を挟み込める)
- 8週間を一覧できるジャバラ式リフィル
「超」整理手帳は、A4横四つ折というサイズで、8週間が一覧できるジャバラ式のスケジュールシート(予定表)が4本差し込まれた独特の形から、話題になった。1996年当初はアスキーとキングジムより発売された。
(中略)
「超」整理手帳が8週間が一覧可能になっている理由は、「時間管理のためには、長期的なスケジュールが一覧できなくてはならない」という野口の主張に基づく。
このように細長い形の手帳です。
栃木レザーの手帳カバーを使っています。
横向きで使うとパソコンのキーボードの手前にちょうどよく収まります。
時間をざっくり俯瞰するために利用
細かな予定はデジタルで管理しているので、紙の手帳には本当に大事な予定だけを記入しています。なので白紙の日も多いです。
横に並べて予定を俯瞰しています。
縦に並べてみたりもします。
超整理手帳は広げて見ることで、週間単位、月間単位で分断されることがありません。締め切りまでに使える時間を定量的に捉えることができます。他のアナログ手帳にも無い「超」整理手帳の強みと言えるでしょう。
野口氏は「最終的な目標は、手帳を白くすることだ」と主張されていて、全てに全力投球だった若い頃は全くピンときていませんでしたが、ようやくその意味がわかってきました。
自分以外の都合でどんどん日々予定が詰まっていく中、自分が本当に注力すべきことを見極め、時間を確保することはとても重要です。
超デキる人の「スケジュールが白い」ワケ 経営者が旅行できない会社は危ない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
リフィルは有志の方の公開データを利用
超整理手帳を横向きにして使うバーチャルタイプのリフィルが気に入っているのですが、公式から販売されなくなってしまったので、こちらのサイトでリフィルをダウンロードしてありがたく使わせてもらっています。シンプルなデザインでとても気に入っています。
これまでの歩み
使い始めたきっかけ
IT業界に就職して数年経った2002年ごろ、野口悠紀雄氏の「超整理法」に感化されて、押し出しファイリングや超整理手帳を生活に取り入れてみたのが始まりです。
超整理手帳のフォーマットはかなり独特で、周りで使っている人も少なかったです。
当時から詳細な予定はパソコンのOutlookに登録してザウルス(PDA)とデータを同期して外へ持ち出していました。
デジタルとアナログの役割分担は今とあまり変わっていません。
毎年「来年はどんな手帳がいいか」と手帳売り場に何度も足を運び、複数の手帳を購入してみましたが、時間を俯瞰する道具として超整理手帳を超えるものはありませんでした。
2017年だけ頂き物のレフト式糸綴じ手帳(A4を挟めるサイズ)を使ってみましたが、
また超整理手帳にもどってきました。
オリジナルリフィルをExcelで作成
1日単位、1週間単位でのスケジュール管理、実績管理用に、エクセルでオリジナルのリフィルを作成したりもしました。
この頃が自分のアナログ手帳活用のピークだったかもしれません。「7つの習慣」のフランクリンプランナーの影響を受けています。
予定を共有する時代、アナログからデジタルへ
ITの進歩により、スケジュールは個人で管理する時代から組織やチームで共有する時代に変わりました。
仕事の予定は会社のグループウェア、家族の予定はGoogleカレンダーなどで一元管理した方が、お互いの予定を把握できて効率的に段取りを組むことができます。
自分の予定をいちいち知らせる必要がなくなったもの良い変化です。
ここ数年、わが家のスケジュール管理はTimeTree(タイムツリー)を使っています。
アナログの「なんでもノート」は手放せない
アナログ手帳やデジタルツールとは別に、思いついたことを何でも記入する「なんでもノート」を使い続けています。
このノートに落書きしながら自由に考えを練り上げています。A5サイズの方眼ノートが好きです。
部屋の大掃除をしていて、大量の過去の手帳やノートと対峙している。#ADHD って知らないで、20年以上社会人としてけっこう頑張ってきたよ。
— 椋 紅緒(むくべにお) (@MukubeniO) February 23, 2021
自分の弱点を克服するため、#メモ術、#ノート術、#時間管理、#タスク管理 的なものに傾倒したな。それなりに成果あった。 pic.twitter.com/C7qSZRCVu4
細かいルールを設けず、手帳に過度な期待もしない
色々と試行錯誤しましたが、今はあまり複雑なルールを設定せず、ゆるい感じでやっています。もう「手帳で変わる」みたいなフレーズに飛びつくこともありません。自分の考える力を生み出すツールは「手帳だけではない」と気づいた時、自分の中で長く続いた手帳ブームが、ようやく終わりました。
まとめ
いかがでしょうか。
デジタル全盛で一人ひとりが扱う情報量が膨大になった世の中で、自分にとって本当に大事な予定を見失わないためのツールとして、超整理手帳はオススメです。
ぜひお試しください!