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【ADHD】私がハマったゲーム(それはTRPG)

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こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。

「私がハマったゲームたち」このお題について考えていたら、いつのまにか自分のこれまでの人生を振り返ってしまい、締切ギリギリになってしまいました。

ぷよぷよパワプロマリオカートF-ZERO(エフゼロ)、ストリートファイター2や鉄拳などの格闘ゲームなど、ゲーム機でプレイするものもたくさんありますが、もっと本格的にハマったものはゲーム機を使わないゲームです。ゲームを通じた自分語りにお付き合いください。

TRPG(テーブルトークRPG)

私がハマったゲーム、それは、TRPGです。

テーブルトークRPG - Wikipedia

ゲーム機を使わず、雑談するように会話で進めるゲームです。物語の舞台を用意して進行役を務めるゲームマスターと、登場人物を演じる何人かのプレイヤーが集まってプレイします。物語の中でキャラクターがとった行動の成否はキャラクターのスキルとサイコロの目で決まります。物語の情景は、小説やオーディオドラマなどのように各人の脳内に想像力で描かれます。

物語の展開も、ある程度のシナリオはゲームマスターが事前に用意しますが、参加するプレイヤーの言動やサイコロの目などで思いもよらない展開になったりして、皆でよく腹がよじれるほど大笑いしました。それこそがほぼ決められた展開をたどるだけのコンピュータRPGにはない、テーブルトークRPG(TRPG)の醍醐味です。

中学時代(TRPG期)

TRPGとの出会いは、友達のうちにあったダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)の赤い箱でした。

ascii.jp

D&Dとは? | ダンジョンズ&ドラゴンズ日本語版公式ホームページ

え?コンピューターゲームじゃないの?

箱の中には冊子と紙とサイコロしか入っておらず、戸惑いました。

「物語の登場人物になって、会話と想像力で進めるゲームだよ」という友達の説明に最初はピンときませんでしたが、30分くらいかけて自分の分身となるキャラクターを作成し、ダンジョンを探索する簡単なシナリオで1回プレイしてみたら、一気にその面白さの虜になりました。物語の結末は、上から垂れてきたスライムに剣で斬りつけてもダメージを与えることができず、体を溶かされて死ぬという散々なものでしたが、、、。

それから次から次へと新しいルールブックを買い漁り、休みの日に気の合う仲間たちと集まって、存分にTRPGを楽しみました。

プレイしたゲームは、D&D、トンネルズ&トロールズ(T&T)、ソードワールド、ハイパーT&T、クトゥルフ、ファンタズムアドベンチャー、ワースブレイド、ガープス、などなど。

そのうちゲームマスターを担当するようになり、暇さえあればシナリオ作りに没頭するようになりました。中世ヨーロッパの武器や防具、街や城の造り、生活の道具や風習、さらにシナリオ作りの参考となりそうな物語や神話、幻獣の勉強に手を広げ、終いにはオリジナルのTRPGルール作りを始めてしまい、高校は志望校のランクを下げざるを得なくなりました。。。

(今思えばもろ発達障害っぽい展開)

高校時代(フェンシング期)

高校ではフェンシング部に入部して全国制覇を目指す生活となり、TRPGをやっていた友達らとも学校が別になったことで、TRPGから完全に離れてしまいました。

インターハイには出場できましたが、残念ながら全国制覇はできませんでした。

大学時代(暗黒期)

大学に行ったらきっと遊ぶ時間はいくらでもあると思っていましたが、学費が捻出できず新聞奨学生となり、そこが思いのほかブラックで、日々生活していくのがやっとでした。

その後、新聞奨学生を辞めてレンタルビデオ屋のバイトを始めましたが、それも自分にとっては良い選択ではありませんでした。バイト特典で好きなだけ映画を借りられる日々、生活が乱れてまともに大学に通えず、5年通っても卒業に必要な単位が取得できませんした。同級生は就職して学校を去り、次年度の学費も捻出できず、そこでようやく自分が人生のレールを大きく踏み外していることに気づき、絶望しました。

(今思えばもろ発達障害っぽい展開)

社会人時代(ITエンジニア期)

世の中はバブルが弾けて就職氷河期。こんな自分が逆転するにはニッチな分野で戦っていくしかないと、大学を中退してプログラミングの世界に飛び込みました。高校は情報処理科でCOBOLによるプログラミングを学びましたが、最初の仕事はVBで、汎用機からC/Sシステムへのリプレースでした。周りに詳しい人がいない中、分厚いマイクロソフト公式解説書とほぼ実地で習得していきました。前任者が残した何十行もある化物のようなSQL文を読み解いて修正したり、2000年問題対応で世界を大魔王から救ったりもしました。

その後、多種多様なシステム開発に携わりました。様々なスキルを磨き、色々なメンバーとチームを組んで、たくさんのプロジェクトを経験しました。大変なこともありましたが、新しもの好きで過集中しやすい発達障害の特性はITの仕事に有利に働いたようで、それなりの高評価を得ることができました。

結婚して、子供が産まれて、自分自身の趣味に没頭できる時間はめっきり減りましたが、ITエンジニアとして働いてきた約20年は、それ自体がまるでTRPGのようでした。同じプロジェクトは一つも存在せず、解決すべき課題や関わる人間によってそれぞれ独自のセッションが生まれます。飽きっぽい性格の自分がずっとこの仕事に飽きないのも納得です。

ITエンジニアを引退したら

また気の合う仲間たちとTRPGに没頭したいなぁ。老後の楽しみかな。

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by paiza

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