発達障害ファミリーの幸せライフハック生活

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【安全収納】ダイヤルロック式の南京錠を家中に設置【自閉症児の安全対策】

こんにちは。椋紅緒です。

小さい子供がいるご家庭向けに”危険なものを子供の手の届かないところにおきましょう”と、よく言われていますよね。うちも、次男(自閉症児)がまだヨチヨチ歩きの頃はそれで済んでいたのですが、子供が大きく育ってくると、”手の届かない所”がどんどん減っていき、物の置き場に困るようになってきてしまいました。学校関連の物、長男が習いもので使う物、スポーツ用品やおもちゃなど、収納すべきモノがどんどん増えていく中、安全な収納スペースの確保が我が家の一大テーマとなりました。ここ数年いろいろ試行錯誤をして、ようやく危険なものを次男から分離して暮らせるようになりましたので、本ブログでこれから数記事にかけて、危険なものやゴチャゴチャにされたくないものをどのように収納するに至ったかお伝えしていこうと思います。

安全な収納場所を確保するためにやったこと

  • 子供部屋と寝室のクローゼットに鍵を設置(ダイヤルロック式南京錠)
  • キッチンに侵入できないようにDIYで柵と扉を作成(オートラッチ+ドアノブ錠)
  • DIYでベンチボックスを作成(ダイヤルロック式南京錠)
  • DIYで長男の小部屋を作成(ダイヤルロック式カラビナ錠)
  • DIYでAVラックを作成(ダイヤルロック式南京錠、ワイヤーロック)
  • DIYでキッチンカウンター下に棚を作成(スライドロック錠) 

ダイヤルロック式の南京錠を活用

 今回は家の中で使っているカギの中でも数が一番多い、ダイヤルロック式の南京錠を紹介します。長く使ってみてわかった、ダイヤルロック式のメリット・デメリットをまとめてみます。

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メリット:キーが不要!

やはり一番のメリットはキーが不要なところです。家中に設置していますので、それぞれにキーが必要になると管理が大変ですし、家族分の合鍵が必要になってしまいます。その点、キーが不要なダイヤルロック式は、家族で決まった番号を共有しておくだけで済みますので大変便利です。

デメリット1:ダイヤル変更を忘れると開錠されてしまう

デメリットとしましては、たまにうっかり系ADHDの私か長男が、施錠時にダイヤルを回して数字を変更しておくのを忘れると、そのまま開錠されてしまうところです。自閉症の特殊能力なのか、次男はすぐに見抜いて開錠して、中のものを部屋にぶちまけて遊びます。

デメリット2:開錠できる数字を変更されてしまう

多くのダイヤルロック式南京錠は、開錠した状態でダイヤルを回すことで、開錠できる数字の組み合わせを変更できる仕様になっています。次男は開錠できた喜びと興奮で、やみくもにダイヤルを回して数字の組み合わせを変更してしまい、開錠できなくなる事案が発生します。ダイヤルを一つずつ回して全部の組み合わせを試せば、いつかは正解にたどり着くはずですが、さすがにそこまでは時間をかけられないので、壊して新しい鍵と交換する羽目になります。

リュックのチャックにも


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次男のリュックには、迷子になった時に位置がわかるようにGPS機器を入れています。機器を取り出されてしまうと困るので、リュック内ポケットのチャックにも南京錠をつけています。リュックごとどこかに置かれてしまう可能性はありますが、それはまた別に対策するとして。

移動されたくない家具の固定にも

電源コードやアンテナのケーブルなどがつながっていて、移動されると配線に影響が出てしまうAVラックの固定には、伸縮するワイヤー付きのダイヤルロック式南京錠を利用しています。

▼我が家の手作りAVラック

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▼一見 AVラックに見えませんが、BDレコーダー、ゲーム機、サウンドバー等が入っています。

▼伸縮するワイヤーロック

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固定金具などでとめてしまうと、オシッコをかけられてすぐに拭き掃除したい時などに困ってしまうので、南京錠を外せばすぐに移動できる状態で柱と連結しています。

100均のダイヤルロック式南京錠は・・・ダメでした

最初は100均のダイヤルロック式南京錠を使っていたのですが、強い力で引っ張ると壊れて開いてしまうので、今では使っていません。次男が5~6歳の頃には、力尽くで破壊されていました。ちょっと値は張りますが、ちゃんとしたものを購入したほうがよいです。

まとめ

いかがでしょうか。ダイヤルロック式南京錠は、アイデア次第でいろいろ使える便利な安全対策グッズです。ちょっと目を離すとすぐに危ないことをする子がいるご家庭は、ぜひお試しください。

キッチン侵入を想定し、包丁には幾層ものロックを!【自閉症児の安全対策】

こんにちは。椋紅緒です。

キッチンには危ないものが沢山ありますが、中でも命に関わる包丁の安全管理は、とても重要な課題です。以前の記事では、我が家のキッチン侵入防止についてご紹介しましたが、今回はキッチンに侵入されてしまった後を想定した包丁の安全対策についてお伝えします。

IKEAのドアロックは開けにくいのがいい!

▼包丁が入っているシンク下の扉には、IKEAで買ったドアロックをつけています。この商品は、大人でも簡単には外せないところが良いです。

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日本メーカー製だとワンタッチで簡単に開けられたり、やり方がわかればスムーズに外せてしまうものが多いですが、この商品は(あえてそういう仕様にしているのかは疑問ですが)微妙にカドがひっかかり、それなりに力も必要なので、大人でも簡単には開けることができません。次男は手先が器用で根気もあるので、その気になれば開けることができるでしょうが、何秒間かは時間稼ぎをしてくれるでしょう。

キッズロック付き包丁差しを活用!

シンク下の扉に包丁差しがついているご家庭は多いと思います。我が家の包丁差しをよくみてみたら、子供のいたずら防止用のロック機能がついていました。

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▼「ロック←→解除」という切り替えレバーがついていて、左にスライドさせるとロックがかかり、包丁が抜けなくなります。

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開閉しているところを一度でも次男に見られてしまったら、それ以降はすんなり開けれらてしまうでしょうが、キッチンの外からは見えにくい場所なので、当分は気づかれずに済みそうです。

まとめ

いかがでしょうか。もちろん、短い時間だからと油断せず、包丁を出しっぱなしにしない事も大切ですよね。一つの対策で安心せず、つねに多層防御心がけていきましょう。などと偉そうなことを言っておりますが、我が家もヒヤリハットをなくすことができていません。せっかく対策グッズを導入したり、家族で運用ルールを決めても、ついつい忘れてしまい、妻によく叱られています。「何かあってからでは遅いんだよ!」・・・まさにその通り。自閉症児の安全対策には、ADHDの自分対策も併せて必要でした。今後はそちらの取り組みについても記事を書いていこうと思います。

ベランダへの脱出を阻止せよ!自閉症児の安全対策

我が家では、自閉症の次男が勝手にベランダに出ないように、窓に鍵を追加しています。 

●最初につけた鍵(ワンタッチで開閉できるタイプ)

粘着テープで止めるだけで設置可能で、手が届く大人は簡単に開閉できるので、とても便利でした。
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3歳ぐらいまではこの鍵で十分でしたが、、イスを持ってきて台にして開けるようになってしまいました。
 

●現在の鍵(開錠にキーが必要なタイプ)

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こちらの鍵は、キーがないと開けることができません。ベランダに出るときはキッチンの決まった場所からキーを持ってくる必要があるので面倒ではありますが、この鍵にしてからは一度も突破されていません。買った商品には予備の鍵がついていなかったので、いつもの場所にキーがないと、家族に「ベランダの鍵持ってない~?」と聞く必要がありましたが、近所の合鍵屋さんで合鍵を作ってもらったら、そんなストレスもなくなりました。
 

●全開しないように窓のストッパーを固定(パテを使用)

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我が家には、ベランダ側に小さい窓がついた部屋があります。こちらの窓には10cm程度しか開かないストッパーがついていたので、それで次男の脱出を防げていましたが、ほどなく突破されてしまいました。このストッパーはコインを使って外すことができるようになっていまして、次男は爪を使って上手に開けてしまうようになりました。
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こちらの窓は全開にしなくてもいいので、コインで回すところをエポキシパテで埋めました。

まとめ

小さい子供が気づかないうちにベランダに出てしまったら、ベランダから下に物を落としたり、乗り越えて落下してしまったりといった危険があります。この鍵を設置したことで、日々のストレスが大きく減りました。オススメです!

以下、関連記事です。玄関やキッチンも対策しています。

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