こんにちは、椋 紅緒(むくべにお)です。
長男(ADHD 14歳)と妻が勉強のことでケンカしていました。
リビングでの怒号
長男「君のファイリングが気に食わないんだよ!」
ふだんは君なんて呼ばないのにどうした!?
妻「自分のためにやってもらってるの当たり前と思うなよ!」
妻は作っていた問題用紙をゴッソリとマンションのゴミ捨て場に捨てに行きました。
ケンカのきっかけ
リビングで長男が勉強をしている横で、妻が勉強に使うプリントのホッチキス留めしており、
長男が妻に「バサバサとうるさいからもう少し静かにして」と言いたくて「あのさ」と言っても妻が無視しててイラついたと言うのです。
妻は長男がよく「あのさ〜」と勉強に関係ないことを話しかけてくるので「いい加減にして!」と思っていたそうです。
その後も色々あり、次第に強い口調で言い合いになり、リビングでの怒号に繋がりました。
謝らなかった長男
私は長男に「まずは謝れ」と伝えました。ひとまず冷静になって、大きな声を出してしまったことを謝れと。
長男は「原因はそっちにあるのに謝りたくない」と言いました。
そのまま長男と妻は一言も口をきかず、床に就きました。
妻からのLINE
翌朝、妻からたくさんのLINEメッセージが届いていました。以下要約です。
- 男性ASDは「相手の善意を当然の権利と思い込む」「相手の状況に目が行きにくい」
- このまま受験に成功したら自分の力を過信してしまう。そして高学歴モラになって自分と周りを不幸にする
- 高い私立の学費を払っても長男を不幸にしては意味がない。公立で確実に入れる学校に行けばいい
- 酷い態度をとった上に謝りもしない。その報いを受けて気づけることもあるだろう
- 朝、話し合ってみて
長男との対話
いつものように早起きして勉強の準備を始めた長男に「ちょっと話をしよう」と声をかけ、書斎に移動しました。
長男の言い分はこうでした。
- 話しかけても無視されてイラついた
- 勉強しろと言いながら勉強を妨害してくる
- 自分はいつでも話しかけてくるくせに、こちらが声をかけると邪魔するなと怒る
- 内申点を上げるため直近の定期テストを頑張りたいと伝えたのに聞き入れてもらえず、テスト範囲外の勉強をさせられてつらい
- イライラしていたが態度に出している自覚はなく、態度を改めろと言われてつい大声を出してしまった
- 感謝を忘れたわけではない
- これまで頑張ってきたのに志望校のランクを下げなきゃならないなんて悲しい
長男はうつむいてポロポロと涙を流しました。
足りない能力
どうすればいいのか長男に聞いてみたら「自分には足りない能力があり、それを伸ばしたい」とのことでした。
- 怒らない能力
- 相手を怒らせない能力
- 相手に謝る能力
それを聞いて「ああ、自分と同じだな」と思いました。
普段から知らず知らずのうちに妻にストレスをかけてしまい、何かの拍子に妻が大爆発するのが、うちの夫婦喧嘩のパターンです。この三つはまさにわが家の課題です。
モラハラ夫にならないために
前回の夫婦喧嘩の後で読んだ本の内容を、かいつまんで長男に教えてあげました。
妻が言う高学歴モラ(高学歴でモラルハラスメントをする人)がどんなもので、どのように周りと自分を不幸にするのか。
長男は自分がそうなると言われたことにはピンときていませんでしたが、妻が何を問題としているのかは理解したようでした。
「おれは仕事も家庭もうまくやっている」エリート会社員・翔がある日帰宅すると、家の中は真っ暗だった。
「どういうことだ?」この時すでに、【99%離婚】という状況になっていたことに、彼は全く気付いていなかった。
出典:Amazon co.jp
龍 たまこ/中川 瑛 KADOKAWA 2022年12月26日頃
仲直り
その後、長男と妻は仲直りしました。遅れた分を取り戻すため、いつもよりも高い熱量で勉強に取り組む二人を見て、ホッとしました。
二人はずっと頑張ってきましたので。
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まとめ
私は妻と3週間もケンカを継続したことがありました。今回は早めに仲直りできてよかったです。今回のことで長男と妻の結束はより強まった気がします。